資金繰りや銀行取引に不安があると冷静さを失ってしまう
2009年創業以来一貫して、弊所では、中小企業の資金繰りと銀行取引のお手伝いをしてきました。
いろいろな経営者の方々を見てきました。
その経験則の中で申し上げますが、資金繰りや銀行取引に経営者が不安を感じてしまうと、本業に集中することができなくなってしまいます。
心そこにあらず、というか、気もそぞろ、というか、普段はしっかりとした紳士然としてきた経営者の方が、ふと、立ち上がって、熊のようにグルグル歩き始めたり、受け応えが曖昧になったりしてしまいます。
資金繰りや銀行取引に不安があると、明らかに冷静さを失ってしまいます。
残念ながら、資金繰りが窮屈になってくると、逆転満塁ホームランは望むべくもなく、資金繰り余力は加速度的に低下していきます。
資金繰りや銀行取引は何も手を打たないと状況は改善せず、ますます悪化していきます。
経営者は社内外に向かって、弱音を吐けません。
資金繰りが厳しくなっても、「当社は盤石です」とファイティングポーズを崩してはなりません。
しかしながら、「大きな声では言えへんけど、うちの会社、実はおカネ、エライねん」と本音を言ってもらえるのが、弊所の北出だと自負しています。
残念ながら、経理担当者の方が、資金繰りがしんどいのは百も承知です。
他方で、赤字になったり資金繰りがキツくなるのは、悪さをしない限り、決して恥ずかしいことではありません。
営利企業としてリスクをとって利益をとりにいったら、表裏一体のリスクという地雷を踏んでしまうことは資本主義の世の中で避けて通ることはできません。
アフターコロナへの伴走型資金で資金調達するもよし。
収益力改善計画の下、返済を止めて抜本的な経営再建に取り組むもよし。
資金繰りや銀行取引がうまくいっていなければ、問題を先送りしてはいけません。
メインバンクとの信頼関係は中小企業の生命線である。
次に大切なのが、メインバンクとの信頼関係です。
残念ながら、クラウドファンディングで集められるおカネは、たかだか数百万円が限界です。
非上場の中小企業の資金調達は、金融機関頼みです。
資金が必要な時にだけ銀行員に会うのでは、「なんや、融資の話の時だけ電話してきやがって」と銀行員も感情的になってしまいます。
金融機関との対話は日常的に行う必要があります。
また金融機関では「記録」が大切なので、口頭では不十分、「紙」で対話します。
「紙」には銀行員が喜ぶような事柄をしっかり記載します。
「紙」での対話は北出の得意技なので、大船に乗ったつもりでお任せ下さい。
「命の電話」ではありませんが、「ちょっと相談やけど・・・」と北出までお声がけいただくことができれば、北出にとってこんな幸せなことはなく、コンサル冥利につきます。
メインバンクは大切な大切なビジネスパートナーです。
メインバンクとの対話をめんどうくさがってはいけないのです。
どうぞ、お気軽に北出までお声がけ頂ければ幸いです。