【中小企業の銀行対策】無料もしくは低料金のAIを使いこなすメリットとは?
今日は、中小企業の銀行対策として、無料もしくは低料金のAIを使いこなすメリットについて考えます。
今日の論点は、以下の2点です。
1 進化の止まらないAI活用で入力作業を大幅削減できる
2 銀行員は基本的にAIを使っていない
中小企業経営者の皆様、どうぞ、ご一読下さい。
1 進化の止まらないAI活用で入力作業を大幅削減できる
世の中、とかくAI流行りです。
テレビのニュースや情報番組で、AIが取り上げられない日はほとんどないと思えるほど、AI、AIです。
確かに、AIが生成した画像などは、本物と見紛うものが多く、AIの進化ぶりに驚かされることばかりです。
一方、ビジネスの現場、もっと言えば、中小企業の実際の業務上でAIが十分活用されているかと考えてみると、大いに疑問符が残るところです。
中小企業経営者の中には、AIを「所詮はシステムオタクのおもちゃみたいなもん」くらいに思っている方がいらっしゃるかもしれません。
確かに、そういう側面があることも一理あるようにも思えます。
そうは言っても、AIの進歩ぶりをわたくし北出は目の当たりにして、仕事上で使わない手はないとの結論にいたり、弊所のルーティンワークでは相当AIを活用している方だと思います。
例えば、手書きやPDFの帳票類をAIを使うことによって、演算式をしっかりと備えたエクセルファイルに変換することで、従来お客様からお預かりする帳票類の手入力をほぼなくすことができるようになっています。
ただし、別の種類のファイルに転換する場合には、一部でエラーが出たり、データの一部が抜け落ちていたりするので、最後は、当たり前ですが、人間が目で見て確認して、別ファイルへの転換が的確に行われているかをジャッジすることが必要です。
またAIを使いこなすには、ちょっとしたコツが必要で、そのコツを一旦、掴んでしまえば、どんどん、横展開できてしまいます。
AIを使いこなし倒すには、的確なプロンプト(指示もしくは命令)が必要です。
的確なプロンプトが必要となるのは、AIだけではなく、人間も同じです。
従業員への業務指示が的確でない場合、従業員は具体的に業務を進めていくための手法を見出すことができず、生産性が低いままになってしまいます。
もしかすると、経営者や管理職が部下に対して、適切な業務指示を下すことができるような中小企業であれば、AIも使いこなし倒すことができるのかもしれません。
いずれにしてもAIを使いこなし倒すことができれば、特にホワイトカラーの作業時間を大幅に削減し、生産性を引き上げ、残業を根絶して、従業員が家族との時間を過ごすことができ、従業員満足度を上げることができるように、北出は感じています。
幸いにもAIのほとんどは、無料、もしくは有料の場合でも低料金です。
中小企業であれば、仮に有料サービスであっても、生産性の向上効果によって、十分吸収できる程度のコスト負担です。
まずは、経営者自身がAIを使いこなし倒すために、AIをしっかりと学び、社内で主導的な役割を担うことが必要です。

2 銀行員は基本的にAIを使っていない
一方、中小企業にとって、重要なステークホルダーである金融機関では、AIはどのように活用されているのか検証してみます。
まず、昔に比べると、金融機関では相当機械化が進んでいることは間違いありません。
ローカウンターの融資係は、皆、一人一人に貸与されたノートパソコンを睨みながら、仕事をしています。
金融機関のシステムには大きく2つの種類があります。
1つ目は、「勘定系」と呼ばれるもので、入出金や融資の実行、回収などを司どる金融機関の心臓部のような中枢機能を担うものです。
2つ目は、「情報系」と呼ばれるもので、顧客属性、融資先の財務状況等々を管理するシステムで、「勘定系」と同様、金融機関にとって重要なシステムです。
また、金融機関のシステムは、サイバー攻撃にも防御するように高いセキュリティを有しています。
言ってみれば、金融機関のシステム全体は、カチカチのシステムで、金融機関外からはほぼ遮断されているシステムということができます。
このように、金融機関のシステムはカチカチ過ぎるあまり、汎用ソフトの使用も基本的に禁じられています。
決められた金融機関のシステムに必要事項を入力していくというイメージなので、例えば、ID、PWでログインするような外部のウェブサイトは、基本的に使用しないよう、銀行の内規で定められています。
このため、金融機関の役職員が、自分自身に貸与された業務用PCで、ChatGPTやgeminiにログインするようなことは行なっていません。
つまり、金融機関の役職員は、AIにズブのド素人ということができるのです。
あまり自慢めいたことになってはいけませんが、中小企業経営者が、融資を受けている取引金融機関の担当者に、「geminiを使うとこんなことができるんやで」とプレゼンすることで、担当者に「AIやITに強い社長」という良い印象を与えることができるかもしれません。
少なくとも言えることは、AIを有効活用することで、取引金融機関に提出する帳票類の作成時間が大幅に短縮でき、プロンプトを最適化することで精度も上げることが可能になります。
中小企業とAIとは、基本的に相性が良いと北出は踏んでいるので、中小企業だからこそ、AI、ITをどんどん活用して、銀行対策を含めた業務改善を進める必要があるのです。
資金繰りや銀行取引に不安を感じている経営者の皆様へもご一読下さい。

