【中小企業経営者の心得】永遠にゴールデンウィーク休みとなる取引先に注意すべき理由とは?

今日は、中小企業経営者の心得として、永遠にゴールデンウィーク休みとなる取引先に注意すべき理由について考えます。

今日の論点は、以下の2点です。
1 GWは民事に強い弁護士先生は「かきいれ時」である
2 倒産する会社が発するアラートに敏感になっておく

どうぞ、ご一読下さい。

1 GWは民事に強い弁護士先生は「かきいれ時」である

世の中はゴールデンウィークで、行楽モードです。
関空や成田空港からは数多くの人々が出国ラッシュで行列を作っていて、会社によって、あるいは有給をつなげて取れば、最大12連休の大型連休です。

とはいえ、円安や原油高の影響により、行楽も近場というケースが多いようです。

今日は、4月月末で、明日から5月です。
明後日からはゴールデンウィーク後半戦となって、より多くの人々が行楽地に殺到することが予想されます。

一方、お盆や年末年始と並んで、会社を倒産させるにはGWは絶好のタイミングです。
破産へ向けて従業員を解雇し、事後処理を弁護士先生に一任して事業を停止していて、会社の固定電話が繋がらなくても、「いいなあ、この会社は。長いゴールデンウィークで」で片付けられてしまいますし、債権者に事後処理を代理人弁護士先生に一任する張り紙が会社のエントランスに貼り付けられていても、遠目には、会社が休業期間に入ったことを告知するビラにしか見えません。

ひっそりと、世間に広く知られることなく、経営者が会社をたたむには、GWはまたとないチャンスということができるのです。

実際、民事に強い弁護士先生は、代理人として一任された中小企業の案件で、一人事務所にこもって、債権者への通知を作成したり、個別の債権者に事後処理を当職が一任されたことを表明した文書を連休中にファックスで送ったりで、民事に強い弁護士先生は大忙しです。

GWが明けて、会社に出社した経営者や営業部長が、得意先が倒産したことを知らせるファックスを目の当たりにした途端「やられた・・・」と貸倒が発生したことを痛感することになります。
「やられた・・・」と担当者を伴った営業部長が倒産した得意先に急行しても、既に、倉庫は施錠され、誰も立ち入ることはできず、売掛金が焦げただけではなく、在庫の回収もできないことを認識すると、ただただ項垂れるしかなくなります。

GW明けの一発目の仕事がこれでは、先が思いやられます。
日本全国で、GWの最中からGW明けにかけて、このような光景があちこちで見られることは想像に難くはないのです。

【中小企業経営者の心得】永遠にゴールデンウィーク休みとなる取引先に注意すべき理由とは?

2 倒産する会社が発するアラートに敏感になっておく

中東情勢が厳しさを増し、原油価格が上昇、石油由来に限らず、様々な財・サービスの価格の引き上げが待ったなしです。
原油価格の上昇の影響は、大企業が中小企業に至るまで、全国津々浦々に波及し、中小企業の収益圧迫要因となることは避けられません。

とはいえ、業歴3、4年に若い会社ではあるまいし、業歴が長きに渡る中小企業が倒産に追い込まれるのはそれなりのアラートが出ていることが多いのです。
財務が悪化し、資金調達に際し、メインバンクが難色を示しているにも関わらず、経営者はメインバンクと向き合うことなく、番頭格の経理部長に「お前、経理部長なんやから、ちゃんと必要な資金借りれるように、銀行に頭下げて来いや」と丸投げするようなことがあってはなりません。
いかに我慢強く、経営者への忠誠心がある経理部長であっても、「こんなもん、やってられるか」と突然会社を去ってしまうようなことがあれば、後の資金繰りは誰がコントロールするのか、早晩会社が回らなくなることは明白です。

経理部長や経理担当者は、流動性預金の流れを把握していて、キャッシュアウトが続いていることを誰よりも早く把握します。
沈みそうな船からネズミが逃げ出すのと同様で、ベテラン経理担当者が突然会社を去るようなことがあれば、会社が経営破綻するかもしれない極めて危険なアラートと言えるのです。

ゴールデンウィークを挟むこのタイミングでは、なかなか取引先との連絡がつかないことが十分起こり得ます。

中小企業経営者は、GW、お盆、年末年始といった世の中が休みモードになるタイミングで、会社が法的措置で倒産してしまうことがままあることを忘れてはならないのです。

資金繰りや銀行取引に不安を感じている経営者の皆様へもご一読下さい。

資金繰りや銀行取引に不安を感じている経営者の皆様へ
資金繰りや銀行取引に不安を感じている経営者の皆様へ

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