【中小企業の銀行対策】メインバンク担当者が心配する中小企業経営者のNG行動とは?

今日は、中小企業の銀行対策として、メインバンク担当者が心配する中小企業経営者のNG行動について考えます。

今日の論点は、以下の2点です。
1 試算表の提出が遅れると金融機関担当者は心中穏やかでなくなる
2 金融機関担当者からの携帯への着信は可能な限り応答する

中小企業経営者の皆様、どうぞ、ご一読下さい。

1 試算表の提出が遅れると金融機関担当者は心中穏やかでなくなる

中小企業経営者の日常は、とかく「多忙」です。
社内のちょっとした決め事への対応でも、従業員は社長に取るべき対応を求めてきますし、社外に対しても、あらゆるステークホルダーが「社長、いかがなものでしょうか?」と営業的なものを含めて、許諾を求めてきます。

確かに、年商3億、5億円の中小企業であれば、番頭格の従業員がいないことも少なくなく、何かにつけて、社長頼みです。
このため、中小企業経営者の携帯電話は、朝イチから夕方にかけて、間髪を入れずに鳴り止まないことも珍しくありません。

特に、中小企業において、銀行対応は、社内の機密事項に当たり、メインバンク担当者を始め、取引金融機関との対応は社長自らが行うことになります。

取引金融機関は、融資先に定期的に試算表(試算表に加えて、資金繰り表や受注明細)の提出を求めます。
取引金融機関から融資を受けているからには、取引金融機関のリクエストに応じて、試算表の提出は必須です。
試算表の出来上がりペースは、前月分が当月中に出来上がるのが理想的で、会計事務所の協力を得て、なるべく早く試算表をアップデートしてもらう必要があります。
そもそも試算表を早くアップデートする最大の目的は、金融機関への提出に加えて、経営者自身が直近の損益状況と貸借対照表を早期に把握して、赤字が発生したりするなど異常値が出た場合には、その原因を明確化し、黒字転換を急ぐための方策を練らなければなりません。

また取引金融機関からすると、試算表の提出が遅れ遅れになることを心配します。
今日5月21日時点で、経営者の手元にある試算表が2026年2月度のものしかなかったら、取引金融機関担当者は、「この融資先、ホンマに大丈夫なんやろうか?」と心配になってしまいます。

取引金融機関からの信頼構築のためにも、早期の試算表アップデートと取引金融機関提出を徹底しなければならないのです。

【中小企業の銀行対策】メインバンク担当者が心配する中小企業経営者のNG行動とは?

2 金融機関担当者からの携帯への着信は可能な限り応答する

繰り返しになりますが、中小企業経営者の日常はとにかく「多忙」です。
特に、営業でお客様の会社に直接訪問したり、仕入業者さんに欠品が起こらないよう安定して原材料や製品を調達できるようお願いしたりで、社長が平日日中、デスクに着席していることは珍しいことです。
お昼休みのタイミングでチャッチャと会社に戻ってメールをチェックして、返信を送信して、午後1時前には再び会社を出発なんてことはザラです。

こうなると、会社の固定電話に「社長をお願いします」とかかってくる電話は営業電話がせいぜいで、どうしても社長の携帯電話に社長のご意向を知りたいステークホルダーの着信が集中します。
このため、メインバンク担当者の業務用携帯電話からの着信もタイムリーに取ることができず、どうしても後ほどコールバックとなりがちです。

一方、業況が停滞し、金融機関担当者への対応よりも目先の売上確保を優先しようとすると、メインバンク担当者からの着信のコールバックも遅れがちになってしまいます。
さらに、業況が悪化すると、メインバンク担当者への対応は後回しになってしまいます。

このため、取引金融機関担当者が融資先企業の社長の携帯を鳴らしても、コールバックがない場合には、「今までとは違うな」と取引金融機関担当者は懸念をし、警戒することになってしまいます。

中小企業経営者にとっては、銀行対応は自らが行うべき重要な仕事です。
取引金融機関への対応は、丁寧に、かつ迅速、タイムリーに行う必要があるのです。

資金繰りや銀行取引に不安を感じている経営者の皆様へもご一読下さい。

資金繰りや銀行取引に不安を感じている経営者の皆様へ
資金繰りや銀行取引に不安を感じている経営者の皆様へ

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA