【中小企業の銀行対策】間接部門を軽視してはいけない理由とは?
今日は、中小企業の銀行対策として、間接部門を軽視してはいけない理由について考えます。
今日の論点は、以下の2点です。
1 間接部門を非収益部門と捉えてはいけない
2 経理は会社の最高機密部門である
どうぞ、ご一読下さい。
1 間接部門を非収益部門と捉えてはいけない
中小企業の場合、特に現場が重要視され、総務、経理や人事といった間接部門は日陰の部署として捉えられがちです。
中小企業の現場とは、製造業であれば「製造部」であり、建設業であれば「土木部」や「建築部」であり、卸売業であれば「営業部」に経営者の目が行ってしまいます。
確かに、現に、売上を立てたり、現場のものづくりは、ヒト・モノ・カネ(プラス情報)という限られた経営資源を経営者が集中させるのはごく自然なことで、直接収益を創出しない間接部門は縁の下の力持ちのような存在となっているケースが多いように見受けられます。
ところが、いざ、精緻な決算書や試算表を金融機関に提出するために、経理部門は非常に大きな役割を果たします。
また、人事というのも、今時のコンプライアンスと良質な人材確保という観点からも、しっかりと構築していく必要があります。
サッカーでも、シュートを決めるフォワードは花形ですが、しばしば、ディフェンダーがキャプテンを務めていたりして、相手フォワードと味方ゴールキーパーの一対一の対決に持ち込ませないためにも、ディフェンダーが体を張って、ゴールを守ります。
強いサッカーチームには、強力なフォワード陣と堅固なディフェンス陣が対等に活躍できているように北出は思えてなりません。
このように、中小企業経営者は、自社が経営資源が限定的な中小企業であればこそ、守備的な存在である間接部門を非収益部門として切り捨てるようなことはあってはならないのです。

2 経理は会社の最高機密部門である
間接部門の中でも、経理部門の重要性は突出しています。
なんといっても、経理は会社のおカネの流れがわかってしまう仕事なので、いい加減な人間に任せる訳にはいきません。
中小企業でも、中堅企業の事業規模を拡大してきている場合でも、社長の奥様は、経理担当の専務取締役で、経理業務を一手に担っているケースも珍しくありません。
会社は儲かっているのか、借金はいくらなのか、オーナー社長の一族はどの位役員報酬を取っているのかまで把握できます。
経理部門は、会社の最高機密部門であることは間違いないのです。
ところが、特に、営業畑でイケイケで会社を大きくしてきた経営者ほど、「経理なんか、適当でええやないか」と経理部門を軽視しがちなのです。
中小企業経営者は、経理部門が会社の最高機密部門であることをしっかりと認識して、経理業務をベテラン社員任せにするのではなく、常日頃から自社の会計が適切になされているのかを検証しておく必要があるのです。
資金繰りや銀行取引に不安を感じている経営者の皆様へもご一読下さい。
