【中小企業の銀行対策】中小企業経営者が夏季休業期間中に考えるべきこととは?

今日は、中小企業の銀行対策として、中小企業経営者が夏季休業中に考えるべきことについて掘り下げます。

今日の論点は、以下の2点です。
1 お盆の最中は経営者への携帯着信は激減する
2 夏季休業中だからこそ中長期的な経営課題解決に立ち向かう

どうぞ、ご一読下さい。

1 お盆の最中は経営者への携帯着信は激減する

今日は、8月13日水曜日で、多くの業界、業態で、夏季休業期間に入ります。
中小企業の多くでは、会社のエントランスが閉じられ、人影がみられず、休業を告知する通知がエントランスに張り出されています。

金融機関は暦通りの営業なので、13日、14日、15日は通常営業ですが、中小企業を担当する外回りの渉外担当者は、役席者を除いて、皆、連続休暇に突入しています。

一方、書き入れ時を迎えている飲食業等のサービス業は、経営者が陣頭指揮して、普段よりは格段に多い来店客を捌かなければなりません。

夏季休業中であろうが、繁忙期のサービス業であろうが、普段はジャンジャン着信音が鳴る経営者の携帯電話は沈黙する数少ないタイミングです。

特に、中小企業経営者にとっては、年末年始と同様、少しホッとできるのが、この夏季休業期間なのです。

【中小企業の銀行対策】中小企業経営者が夏季休業期間中に考えるべきこととは?

2 夏季休業中だからこそ中長期的な経営課題解決に立ち向かう

会社のルーティンが休業で、社員の出社しないこの夏季休業期間は、中小企業経営者にとってみれば、普段と違って、有意義に活用できる貴重な時間です。
普段、手薄な家族サービスに徹するもよし、近隣の国に渡航して日常業務に役立つインスピレーションを産み出すことも有効です。

一方、この夏季休業期間は、中小企業経営者にとって、「熟慮の時間帯」でもあります。
例えば、経営改善局面にある会社で、経営改善計画が策定されていれば、改めてその進捗状況を振り返って、必要に応じて、アクションプランの軌道修正を行わなければなりません。
成長企業であれば、往々にして、組織が習熟しないまま売上規模が大きくなっているケースもなきにしもあらずなので、組織の整備や人事異動についても、検討する余地があるかもしれません。

普段、多忙に構えて、やっつけ仕事になっているかもしれない資金繰り表を今一度ブラッシュアップすることも重要なことです。

この夏季休業期間は、短期的な経営課題への対処も必要ですし、普段はどうしても経営課題への対処が近視眼的になりがちですが、中長期的な視点での会社のあるべき姿を見極める絶好のチャンスです。

中長期的な経営課題に向き合うことによって、会社の持続可能性を高めることが期待できるので、経営者だからこそ、ゆっくりと時間が流れるこの夏季休業期間を熟慮の時間帯として、有意義に使う必要があるのです。

資金繰りや銀行取引に不安を感じている経営者の皆様へもご一読下さい。

資金繰りや銀行取引に不安を感じている経営者の皆様へ
資金繰りや銀行取引に不安を感じている経営者の皆様へ

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