【中小企業の銀行対策】中小企業経営者にとって有意義なお盆休みの過ごし方とは?
今日は、中小企業の銀行対策として、中小企業経営者にとって有意義なお盆休みの過ごし方について考えます。
今日の論点は、以下の2点です。
1 携帯がならないお盆休みに中長期の経営課題を考えてみる
2 お盆休みは取引金融機関担当者とじっくり話せる貴重な機会である
中小企業経営者の皆様、どうぞ、ご一読下さい。
1 携帯がならないお盆休みに中長期の経営課題を考えてみる
今日は、8月10日月曜日で、大手製造業を中心に、先週土曜日から最長9連休の夏季休業に入った会社も少なくありません。
近所の生活道路でも遠隔地の他府県ナンバーのクルマが走行していたり、新大阪も関空も人でいっぱいで、世の中、すっかりお盆休みモードです。
中小企業でも、11日の山の日から日曜日までお休みになったりして、普段はひっきりなしになっている中小企業経営者の携帯電話も沈黙気味です。
暑さも極限に達するような毎日なので、日頃の「お疲れ様」の従業員への感謝の気持ちを込めて、例年より長めの夏季休業とする中小企業もあるかもしれません。
まったりしているお盆期間中ですが、中小企業にとっては、普段はなかなか手が回らない中長期的な会社が抱える課題についてじっくり考えてみる貴重な時間でもあります。
普段は、どうしても目の前の日常業務で忙殺されてしまったり、日々の資金繰りといった短期的な経営課題を優先的にやっつけざるを得ません。
中長期の経営課題の一つが「事業承継」です。
「オレはまだまだ元気やし、事業承継なんてピンと来んなあ」と軽く流すのではなく、直系の子息や子女がいて、会社に従事していない場合であれば、どこかのタイミングで、「お前ら、オレの会社を継ぐ気はあるんか?」と真剣に、かつじっくりと話し合う必要がありますし、直系の事業承継が現実的でなければ、番頭格に継がせるのか、信頼のおける腐れ縁の社長仲間に事業承継を打診するか、あるいは取引金融機関やM&Aのブティック業者に事業承継先を選定してもらうか、ある程度のデッドラインを設けて、自らのハッピーリタイアを含めた事業承継を真剣に考える必要があることは言うまでもありません。
あるいは、会社の5年後、10年後の姿を描いてみることも有意義なことです。
10年後に売上高を現在の1.5倍にして、経常利益も1.3倍にするために、必要な社内体制を構築しなければなりません。
あるべき社内体制を具体化し、そのために必要な施策を検討しなければなりません。
このように、携帯がならないお盆休みだからこそ、中小企業経営者が中長期的な経営課題について真剣に考えてみる貴重な時間でもあるのです。

2 お盆休みは取引金融機関担当者とじっくり話せる貴重な機会である
お盆休みの期間を有意義に使う方法の一つが、取引金融機関担当者とじっくりと話をすることができることです。
金融機関はどこも、暦通りの営業なので、土日を除けば、通常営業です。
金融機関の役職員は、皆、交代で休みを取りますが、多くの金融機関役職員は、7月から8月にかけて、前後の土日をくっつけて9連休の連続休暇を取ります。
外回りの営業担当者は、多くの事業所が休みとなるお盆期間中に連続休暇を取得しますが、すべての営業担当者がお盆期間中に連続休暇を取るわけではないので、もしかすると、通常勤務をしている可能性があります。
このお盆期間中に勤務をしている営業担当者は、基本的に融資先を訪問することがないので、稟議書を起票していたりして、暇していることが多いのです。
このため、日頃とは違って、取引金融機関担当者とじっくりと経営課題について議論をすることができるかもしれません。
また、担当者が休みであっても、部店長(支店長等)も休みであっても、次席(副支店長や次長)は通常勤務をしているので、ひょっこり営業店(支店等)を訪問すると、次席が「社長、いらっしゃいませ」と応接室でゆっくりと話をすることができるかもしれません。
中小企業経営者は、お盆休みを骨休めでゆっくり休むことも肝要ですが、エアーポケットのようなこのお盆休みの期間を、普段はできないような中長期の経営課題への対処を検討するなど、有意義に過ごすことが重要なのです。

