【中小企業の銀行対策】ダメな銀行担当者特有の2つの特徴とその対処法とは?

今日は、中小企業の銀行対策として、ダメな銀行担当者特有の2つの特徴とその対処法について考えます。

今日の論点は、以下の2点です。
1 ダメ銀行員の特徴1「数字に弱いこと」
2 ダメ銀行員の特徴2「上司からの指示を自身に置き換えられないこと」

どうぞ、ご一読下さい。

1 ダメ銀行員の特徴1「数字に弱いこと」

弊所では、中小企業の銀行対策を主な業務としているため、中小企業経営者と共に、多くの金融機関担当者と打ち合わせをします。
一口に、銀行員と言っても、「おお、こいつはなかなかキレるヤツやな」と思える銀行員がいる一方で、「こいつ、全然あかんヤツや」とガッカリさせられる銀行員もいます。
「できるヤツやな」と「全然あかんヤツや」の違いについて考えてみるのですが、「できるヤツやな」の特徴の一つが「数字に強いこと」です。
逆に言えば、「全然あかんヤツや」は、「数字に弱いこと」でもあります。

例えば、打ち合わせの席上、直近の試算表と足元の業況、期末までの業況見込みから通期の売上と営業損益の着地見込みを読む時などは、数字に強いか、弱いかが顕著に露見してしまいます。
「数字に弱いあかんヤツ」と話をしていると、「今までの話、スルーしとったんかい」と北出が呆れ返ってしまうほどです。
昔から、銀行員といえば、文系出身者が多くを占めてきましたが、別に微分積分のような難しい数式の話をしているわけではありません。
どこまでいっても、足し算、引き算に、せいぜい、掛け算、割り算までなので、ザクっといえば中学生レベルの算数、数学で十分なのですが、数字に強いヤツもいれば、弱いヤツも歴然として存在しています。
中小企業経営者からすれば、数字に弱い銀行員が担当者に充てられると不幸として言いようがありません。
中小企業経営者としては、万が一にも、数字に弱いヤツが担当者であればあるほど、「こいつ、ええ加減にせえよ」とキレることなく、まるで小学生に説明するような丁寧で、粘り強い説明スタンスが必要なのです。

【中小企業の銀行対策】ダメな銀行担当者特有の2つの特徴とその対処法とは?

2 ダメ銀行員の特徴2「上司からの指示を自身に置き換えられないこと」

ダメな銀行担当者の特徴として、「数字に弱いこと」を取り上げてみました。
他方、「数字に弱いこと」自体は、もしかすると、教育・研修の場で、簿記を学んで仕訳ができるようになり、試算表を読みこなせるようになる可能性があり、後天的に「治療」できる余地が残されているように思われます。

それよりも、ダメな銀行担当者の2つ目の特徴が「上司からの指示を自身に置き換えることができない」ことです。
わかりやすく言えば、上司からの指示を、口調も含めて、そのまま中小企業経営者に言い募ってしまうケースです。
これは、数字に弱いことよりも随分深刻です。

昔に比べると、役席者や次席にかかる負担が重くなり、担当者への指示が事務的になってしまいがちです。
ましてや、経営改善中の融資先であれば、役席者や次席が担当者に厳しい指導を行うこともなきにしもあらずです。

役席者や次席から厳し目の指導を受けた担当者は、その指示を自分で咀嚼して、自分の言葉に置き換えることなく、自らが受けた指示を、口調を真似て、融資先中小企業経営者にぶつけてしまうことが散見されます。
これでは、まるで、イジメの世界と言っても過言ではありません。

真摯で紳士な中小企業経営者は、そこで「無礼者!」と声を荒げることもなく、「その点、早速改善するよう善処します」と大人な対応を見せてくれます。

北出からすれば、「誰にもの言うてるんや!?」とキレそうになりますが、相手の立場に立って、言葉を選ぶことの重要さを改めて認識させられます。

このように、中小企業経営者からすれば、ともすれば、「この無礼者め!」とキレそうになる銀行担当者に当たる可能性はなきにしもあらずです。
しかしながら、「この無礼者め」は短くて2年半、長くても4年で、転勤や係替えで中小企業経営者の視線から去っていきます。

まもなく、新年度を迎えますが、4月1日付で、多くの金融機関では、人事異動が発令されます。
中小企業経営者にとって、我慢ならん銀行担当者がいたとしても、ことを荒立てることなく、遠からず、我慢ならん銀行担当者の人事異動を首を長くして待つことも一つの選択肢なのです。

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