【中小企業の銀行対策】借入残高の簡単な管理方法とは?

今日は、中小企業の銀行対策として、借入残高の簡単な管理方法について考えてみます。

今日の論点は、以下の2点です。

1 紙の返済予定表をエクセルで一元管理する
2 借入金の状況を逐次把握する

どうぞ、ご一読下さい。

1 紙の返済予定表をエクセルで一元管理する

3月も終盤になりましたが、メガバンクや大手行、地方銀行各行の短期プライムレート引き上げ第二弾が一巡し、金利が引き上げられた返済予定表が続々と金融機関の事務センター等から郵送で送られてきます。

この返済予定表ですが、長期資金の場合、今後の月次返済額と月次の利払額及び返済後の残高が印刷されています。
経営者が新たな返済予定表を一見すると、「また金利を上げやがって。固定費が上がるばっかりや」と嘆くきっかけにしかなりません。

他方、中小企業経営者とすると、折に触れて、「うちの借入残高は今、いくらなんかな?」とか、「月々の返済額はなんぼやったか?」とふと気になることがままあります。

そんな時、ファイリングされた返済予定表から、月次返済額と借入残高を計算機で計算していると、「もう、わけわからん! めんどくさい!!」と投げてしまいがちです。

返済予定表に限らず、どこの中小企業でも、どの経営者であっても、ペーパーレスを推進しているはずです。
銀行取引についても同様で、返済予定表を個々の借入金別、金融機関別、借入金総額が一目でわかるよう、エクセルで返済予定表を一括管理することをお勧めします。
返済予定表を個々の借入金別、金融機関別、借入金総額でシートを分けて集計すれば、ファイル自体、そんな複雑なものにはなりません。
簡単なフォーマットを作っておけば、経理担当者でも容易にまとめることができます。
また、個々の借入金について、短プラ連動であれば、スプレッド(上乗せ幅)を明示しておけば、現在のレートも一目でわかります。
(なんや、B銀行のやつ、いっつも調子のええこと言うてるけど、メインのA銀行よりも金利が高いやないか。B銀行はシェアを下げてかなあかんな)という気付きがあるかもしれません。

金利に敏感になっておくためにも、返済予定表を紙ベースではなく、エクセルでまとめておくことは効果的であることは間違いないのです。

【中小企業の銀行対策】借入残高の簡単な管理方法とは?

2 借入金の状況を逐次把握する

中小企業経営者にとって、言うまでもなくありませんが、自社の借入金の状況を逐次把握しておくことは極めて重要です。
もちろん、安易に資金調達して返済負担が過大になるようなことは何がなんでも避けなければなりませんが、例えば、売上が対前年同月実績を上回り、増加運転資金が必要な状況となったり、手元流動性を高めておきたいようなケースでは、例えば、政府系の日本政策金融公庫からの借入金の1本が、5ヶ月後に完済見込みであれば、前倒しで、資金の要請を公庫に打診してみても良い按配です。

日本政策金融公庫はメインバンクとは違い、あくまでも補助的な資金調達源ではありますが、中小企業事業でも、国民生活事業でも、固定金利で、かつ民間金融機関よりも低レートなので、公庫とのお付き合いを切るようなことがあってはなりません。

あと何ヶ月で、あるいはあと何年で完済になるということをいつでも把握できるよう、返済予定表を電子的に一括管理することは極めて意義のあることなのです。

中小企業経営者は、金融機関から郵送されてくる返済予定表には重要な情報が記載されていることを認識して、逐次、金融機関別の取引状況を逐次把握しておく必要があるのです。

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