【中小企業の銀行対策】カネに色をつけろ

1 見た目の当座や普通の残高に色はついていない

年末近くになってくると、中小企業といえども、平常時よりもお金の出入りが頻繁になります。
「どうしても年末までに集金を」となると、営業担当者は経理から領収書を切ってもらってお客様を訪問し、現金、手形・小切手を集金して帰社次第、会社に入金手続きをします。
支払も、年内に払うべきものは払っておこうというのが人情なので、通常の支払日よりも総合振込の件数、金額も多くなったりします。
入出金が頻繁になると、普段は発生しないような仮払金や仮受金といった仮勘定の仕訳が費用や売上に振られないまま放置されることもあります。
場合によっては、使途不明金が出てしまう可能性もあったりして、本来、分別管理されるべきおカネが分別されなくなってしまいます。
現実には、当座や普通預金、ましてや現金には色がついていないため、ついつい混ぜこぜ、一緒くたになりがちです。

2 強制的におカネに色をつける

ところが、実際には、目には見えないだけで、おカネには色がついています。
通常の運転資金ではなく設備資金の支払であったり、給与資金であったりします。
小売業や飲食店のような日銭の商売であれば、現金売上分を全額預金口座に入金するのが有効です。
夜間金庫も活用しても良いかもしれません。
お客様からお預かりした消費税は「仮受消費税」として仕訳られるもので、「仮払消費税」との差額分を決算期2ヶ月後には税務署に耳を揃えて納税しなければなりません。
会社なのだから、使い道自由(資金使徒自由)なんておカネは実際存在しないのです。
経理の実務が必要以上に煩雑化しない限り、預金口座毎に資金使途を分別して資金を管理するなどするのが理想的です。
おカネに色をつけて管理することは、金融機関の心証は間違いなくプラスに働くこと間違いありません。

中小企業経営者は、何かと錯綜する年末だからこそ、おカネに色をつけることにこだわって、おカネの管理を徹底する必要があるのです。

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