【中小企業経営者の心得】中小企業経営者が評論家になってはいけない理由とは?

今日は、中小企業経営者の心得として、中小企業経営者が評論家になってはいけない理由について考えてみます。

今日の論点は下記の2点。

1 自身の会社の経営課題を他人事にしてしまってはオシマイである
2 中小企業経営者はプレイングマネージャーであるべきである

どうぞご一読下さい。

1 自身の会社の経営課題を他人事にしてしまってはオシマイである

北出は、日々、資金繰りや銀行取引に関するコンサルタント業務を行っていますが、弊所のお客様が基本的に中小企業であるので、打ち合わせは、先方企業の経営者と二人で行うのがほとんどです。
なので、一言で中小企業経営者といっても、「いろんな人がいるもんやなあ・・・」というのが北出の実感です。

中小企業経営者といっても、ざっくり年商5億円以内の経営者であれば、社内のあらゆる事柄が「社長決裁」となります。
なので、年商5億円以内の経営者は、とても多忙です。
打ち合わせの最中にも社外の取引先などなどからジャンジャン携帯電話が鳴るので、その度に打ち合わせが中断してしまうのが北出の悩みでもありますが、それはそれで仕方がないことですし、多くの中小企業経営者が自らの多忙さに不満を持っているわけでもなく、「これが社長業なんや」という強い自覚を持っている経営者がほとんどです。
そういう意識の高い経営者だからこそ、経営コンサルタントにわざわざお金を払っているとも言えます。

他方で、特に、公的支援機関から専門家派遣で対象企業にお邪魔する際に時折感じるのが、(この社長、何、他人事にしてるんやろ)です。
公的支援機関の専門家派遣は多くの場合で税金で専門家への謝金が賄われる(それはそれで北出はありがたいのですが)ことから、対象企業の経営者としては腹が痛むわけではありません。
このため、気の長い「仏の北出」とはいえ、「社長、御社のことですよ。ご自身の会社のことですよ」と半ギレする時がたま〜にあります。

もしかすると、毎日全国5紙をくまなく読んでおられたり、日経ビジネスみたいなビジネス雑誌を読破されているのかもしれませんが、中小企業は現場が全てですし、経営者が自社の経営課題を他人事にしてしまうと、会社は回りません。
また「この人、なんや、大企業の部長さんみたいなこと言うなあ」と思ってしまうことも稀にあったりします。
経営者が評論家になってしまったら、従業員はたまったもんじゃありません。
経営者が会社の問題を他人事にしてしまうと、中小企業はオシマイなのです。

2 中小企業経営者はプレイングマネージャーであるべきである

実際、社長がトップセールスをやるとなれば、お客様も「社長が来られる」となって、それなりに対応します。
同じように、お客様を訪問するのも、一担当者が訪問するのと、社長自らが訪問するのとは大違いです。
意欲的な経営者は、自らお客様の会社に出向いて、お客様を肌感覚で知ろうと全力です。

この傾向は何も中小企業に限った話ではなく、例えば、今時の金融機関や大手企業でも同じです。
支店長等の営業店の部店長は、「俺、支店長なんやから」と支店長席に座っている方はむしろ少数派です。
支店長は、日中の営業店のルーティンを次席に任せて、自ら業務用車を運転して、融資先を回ります。
大手企業の営業所長は皆、自分で数字を持って率先して自身のノルマを達成しつつ、部下のマネジメントも行い、営業所の成績を上げていかなければなりません。

このように、「俺が社長やから」と平日業務時間中に社長席をあたためている余裕はもはやありません。
中小企業経営者に評論家は要りません。
中小企業経営者は、現場感覚を最優先にしながら、プレイングマネージャーに徹する必要があるのです。

【中小企業の銀行対策】金融機関のいう「コンプライアンス」との理想的な付き合い方とは?も併せてご一読下さい。

公式サイト「次世代に残せる老舗企業の創造」もご覧下さい。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA