【中小企業の事業承継】年末年始に事業承継の家族会議を開催しよう

1 年末年始だからこそ、中小企業経営者は自らをルーティンから解き放つ

2022年も今日を入れてあと3日。
役所を含めて、多くの会社が今日からお休み。
今日から本格的に帰省・出国ラッシュが始まりました。
年末年始、親族が集まることもあるでしょう。
久しぶりのFace to Faceの団欒で、会話も弾むこと間違いありません。

他方、中小企業経営者にとって、年末年始は、ルーティンから解放される貴重な時間でもあります。
旅に出てヌメヌメの温泉に浸って一年の疲れを癒すもよし、歴史書を読破して歴史から会社が向かうべき方向性を見出すもよし、いずれにしても、普段、社外社内の諸課題に立ち向かう中小企業経営者にとっては、ふと立ち止まって、会社を見つめ直す絶好のチャンスです。
だらだらと残務をこなさざるを得ないこともあるでしょうが、それは最小限でやっつけて、中小企業経営者が主体的に自らをルーティンから解き放ってみるのも悪くはありません。

2 年末年始は事業承継を考える絶好のチャンス

中小企業経営者の年末年始の過ごし方は千差万別ですが、もしも、オーナー経営者でその家族が集まるような場があれば、是非とも、事業承継の家族会議を行うことも有意義です。
多くのケースで、事業承継は後手に周りがちです。
「まだまだオレはやれる。若い奴に任せるわけにはいかんのや」
オーナー経営者が心身ともに元気で、事業意欲が溢れていればいるほど、その傾向が強くなります。

しかしながら、病は突然襲ってくるかもしれませんし、極端に言えば、今日、交通事故で亡くなってしまうかもしれません。
その昔、旧名古屋空港で台湾の中華航空が着陸に失敗して、オーナー経営者が突然死した際も、事業承継は果たされず、会社が精算に追い込まれたことがありました。
事業承継は、実際のバトンタッチをいつにするかはとにかく、様々な事前準備が必要なので、事業承継への準備着手は早いに越したことがありません。
また、現世代経営者は、次世代に事業承継させる際には、会社が過去からのしがらみや悪しき慣習を断ち切って、会社を身綺麗にしておく必要があります。
銀行の連帯保証の現状、取引先との半ば慣例化したグレーな取引、少数株主、次世代経営者と確執が予想されるベテラン番頭の処遇などなど、BS、PL面に限らない長年にわたる会社の垢を拭い去らねばなりません。
それが次世代経営者の最低限の果たすべき責任です。

そうしたことも含めて、家族が集まり、家業の会社をどうしていくのか、息子は今の会社をやめて家業を継がせるのか、息子は継ぐ意志があるのか、息子にそもそも次世代経営者としての力量があるのか、息子でないのであれば娘婿かはたまた番頭か、そうでなければM&Aで株式譲渡か自主廃業か、年末年始はそれらを家族皆で考える絶好のチャンスです。

中小企業経営者の皆さん、2022年もまもなくおしまいです。
2022年も激動の1年でした。
2023年をうさちゃんのように飛躍の年にするためにも年末年始を、事業承継について家族会議を持って真剣に考える場にしようではありませんか。
みなさま、良いお年をお迎え下さい。

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